AHT(動物看護師)になるには


 獣医師になるには国家試験を受けて免許をもらう必要がありますが、AHTに関しては特に資格や免許はありません
 動物病院に勤務しながら、獣医師会などの認定試験を受ければ認定証がもらえますが、AHTになってから取ることのできるものであり、就職に必要なわけではありません。
 さて、就職の仕方ですが、専門的な
AHT養成学校に通って学校の紹介や実地研修を通じて就職先を探すか、直接動物病院にあたったり求人情報をみたりして募集をしているところを探すかです。専門学校はより専門的な知識を得るために役に立つと思いますが、絶対必要なわけではありません。また、AHTとして採用するに当たって必要とされるものは病院により様々です。
 個人的には一番大切なものは
一般常識だと思います。AHTの仕事は様々で、ひと言でいえば獣医師の臨床業務のサポートとして、診療行為以外の全般をします。受付や掃除、電話対応なども含まれます。

 通常、
病院に始めて訪れた人が最初に会うのはAHTです。病院を出ていくときに最後に会話するのもAHTです。電話してきた人においては病院の印象はAHTでほぼ決まります。
 ある意味、
病気の詳しい専門的な知識よりも飼い主さんに気持ちよく来院してもらうという能力の方が重要です。
 そのためには挨拶をしっかりする、用件をわかりやすく伝える、相手に気を使うなど、IQよりは
EQが必要ではないかと思います。