獣医師になる方法


 獣医師になるには獣医科大学を出て国家試験を受けて、獣医師免許証をもらわないとなれません。大学を出ても、試験に受からないとだめなのです。
 今国内では、
北海道、青森、岩手、岐阜、東京、大阪、鳥取、山口、宮崎に大学があります。昨今の獣医さん人気で入学はなかなかの難関のようです。

 大学生活は
6年間です。学生生活が2年長いのは楽しい面もありますが、卒業した時点で24-25才になっている人が多いです。僕は大学が青森だったので、バイクに乗って温泉巡ったりテント旅行したり、サルやカモシカを観察しにいったり、・・けっこう満喫していました。

 大学が限られるため、どうしても遠くの大学で一人暮らしということが多いです。親御さんは心配ですね。僕も心配かけました。
 卒業して、就職としては
小動物に行く人、大動物に行く人、企業公務員になる人に分かれます。最近は小動物臨床に進む人が増え、かなりの激戦業界になっています。

 小動物臨床はドラマのように楽しいことばかりかというとそうでもなく、けっこう
大変なことの積み重ねです。代診の時には朝から晩まで仕事だし、貯金をはたいて高い本を買い、空き時間を勉強に注ぎ込み、・・貯金はたまりません。
 開業してからも、借金返済、設備投資、セミナーや本の購入など支出が膨大です。儲かる仕事ではありません。
 診療対象は動物ですが、つれてくるのは人間ですので
人間相手に話をすることがほとんどです。人と話すのが苦手という人にはしんどい職業だと思います。

 やりがいは
自分の行った事がすぐに目の前に現れることですね。職業はすべて人と社会に役立つだめのものですが、業種によっては自分のしていることが役に立っているのかが分かりづらいものもあります。
 獣医師は
動物が治療され、飼い主さんが喜んでいるのを直接感じることができることができる、とてもやりがいのある職業だと思います。
 実際には治りやすい病気と治りにくい病気があるのでしたことがなかなか報われないことも多いですが、一番大切なことは
飼い主さんがこの子を飼っていて良かったと思ってくれることだと思います。

 ちょっと筋道をずれましたが、一番大切なことは
将来的に自分が何を目指すかだと思います。