最初に咬傷の手当をする必要があります。犬の口の中は雑菌がたくさんいるので、キバによって傷口に菌が入り込み化膿を起こすことがあります。まず流水で傷口を良く洗い、消毒してください。消毒はオキシドールがベストです。発泡作用で傷の中をきれいにする効果があります(しみますが・・)。イソジンも効果があります。あとは人間同士の話し合いになりますのできちんと筋を通して話し合ってください。人間関係が大切です。
事故の再発を防止するため犬を隔離しておき、人を咬んだ事を保健所に連絡してください。
届けをした後、保健所からの指示で咬んだ犬の狂犬病鑑定診断を行う事になります。
診断は1週間ごとに3回です。チェック項目に沿って狂犬病の症状の兆候が無いかを確認します。この鑑定期間内は、犬の移動が制限されます。
飼い犬が他人に危害を加えた場合、飼主の飼育及び管理の状況と咬傷の程度に応じて、損害を賠償しなければなりません。飼主には刑事的責任(傷害事件)および民事的責任(不法行為:718条)が発生します。
散歩中の犬が女性に吠え、土手から落ちてケガをして損害賠償を請求された犬などもあります。世の中には犬好きな人ばかりでなく、犬が苦手な人もいます。「うちの犬は大丈夫」などと安心せず、散歩の時には注意をしましょう。
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