人生の主人公であるために
人はみんな、
自分の持てる力を発揮して、誰かの役に立ち、それにより幸せになる
ために生きています。
なのに、自分が自分らしく生きることが出来ず、まるで脇役であるかのように感じて生きてしまうこともよくあります。
どうすれば自分の人生の主人公であることが出来るのでしょうか。
自分が人生の主人公であるか、もしくは人生の召し使いであるときには物事をするときの心のあり方により大方が決まると思います。
「そうしなければならないからする」や「そうすべきだからする」、「そう望まれるからする」というあり方は、一見正しいように見えますが、
その行為を決定する意志・決定権はあくまでも自身の外側
にあります。
したくないのにするという行為は結局は人生の召し使いとしての生き方
です。物事に対する意志や決定権を持っていないと言うことです。仕方ないんだと呟きながら生きていくあり方は本当の幸せにはつながっていかないような気がします。
一番好ましいあり方は、
したいという願望を持ちそれを行う
ことです。自分が「
そうしたいとおもったからする
」ということです。
しないといけない状況になったときには「
自分がそれをすることにより状況をよくさせることが出来る。だからしよう
」です。
望まれてするときにも「
相手にはそれが必要で、それをしてあげることにより相手が喜んでくれる。だからしてあげたい
」と考えることです。
行為の意志が自分にあり、決定を下したのが自身であるなら、それは人生の主人公としての生き方
です。
人から雇われる身であったとしても「自分から働きかける」という心構えが大切だと思います。給料をもらっているから働くというのでは、自分の人生は給料をもらうための手段です。自分の人生は給料をもらうためのものではありません。
給料をもらったときにもある程度の充実感は得られるかも知れませんが、それは真の幸福感ではありません。大切なことは自分を殺すことではなく、
自分を活かしそれが人の役に立っている
ことです。
どんなことを社会に対してなすべきかは人により様々です。社会への貢献の仕方は自分に出来るふさわしい方法によってです。
しかし、人は組織のためのコマなどではなく、それぞれが主人公として生きるために生まれてきています。一人の英雄が活躍するためでなく、一人ひとりが生き甲斐を得られる自己実現の場としての職場が理想です。
ストレスを感じているときの生き方はやはりあり方としていびつな部分がある
ということだと思います。
自分が願望を持ち、それを達成するために努力をしてその筋道の上に立っているときにはストレスよりも心を奥底から突き動かす力を感じる
と思います。それは自分があるべき姿でなすべき事をしていると言うことです。
求められるから働くのでなく、相手にとって必要なものを考え、それをしてあげたいという願望に昇華させ、実行する
ことが人生の主人公としての生き方だと思います。
幸せに生きられるかは心構えが半分、自分の能力と環境的要因が1/4ずつです。どんな状況においてもくじけずに先に希望を見つけ、それを追い求めていく、という心構えを行えば、扉の半分はもう開いているのだと思います。あとは精進あるのみです。
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