考えて生きるか、考えずに生きるか


 現代は平和な時代です。のほほんと暮らしていても、余程のことがない限り急に命を脅かされたり、外敵に襲われたりする心配もありません。
 昔に比べれば、生きるということ自体がたやすくはなったと思います。でも、それが本当に充実した生を送ることができているかどうかとはまた別です。

 昔は生きたいように生きたいと思ってもそうすることは困難でした。
 現代は
自分がどう生きるかは自分で決めないといけません。何を目指し、どのように生きていくか、それを決めるのは自分自身です。そして決断に対しての責任を取るのは自分自身です

 生きるということがどういう事なのかについては、考える人と考えない人に分かれます。時には考える人は考えない人から珍奇な目で見られることも多々あります。

 人生の目的がなんなのか、ということは
考えなくても生きていけます。また、その答えを知っているものは誰一人いません。僕にしても、「恐らくこうだ」と考えているに過ぎません。
 でも、自分の存在と世界の姿、自らの生き方を模索することは、
楽しいことであり自分の人生を有意義にすると言うことは言えそうです。僕においてはそれはライフワークのひとつです。

 自分がどう生きるかは自分で決める必要があります。でも、人生の答えを見つけだすことが幸せの絶対条件だとまでは思いません。何を幸せに感じるかは人それぞれです。
幸福感を得ることに至る道は唯一ではありません

 僕が現時点で人生の目的だと考えているのは、
精一杯生きること、次世代への架け橋となること、この2つです。
 
答えが分からないと苦悶するよりは、目の前にある、自分にできることに精一杯とり組む方が有意義であり、幸福感を得るにふさわしいと思います。
 人生の究極の目的が分からずとも、
精一杯生きていると胸を張って言える人生の方が好ましいと言えると思います。そのためには自分なりの目標を立てそれに精一杯とり組んだ方がいいでしょう。それができているなら、人生を考えるのはおまけでも構わないと思います。

 ただ、良くないと思うのは精一杯生きることもせず、自分の人生についての考えも起こさないと言う生き方です。
 それはだらだら生きているだけであり、生の浪費です。
人は他の生命を犠牲にしながら生きています自分の生を精一杯生きることに用いないということは生に対しての冒涜です。
 自分を活かせ、適性にあったことを見つけ、それに精一杯とり組む、僕もまだ若いですが、特に10代、20代の若い人にはそうあって欲しいと思います。
 何より、
人生は1回切りであり、やり直しもきかないのです。


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