ビタミンA過剰症


	成長期のネコに多く発生し、レバーや心臓を常食しているコに発生の多い病気です。　ビタミンAは骨芽細胞を過剰刺激し、骨の成長障害を引き起こします。発症動物では頚部、四肢などの関節の痛みや可動範囲の減少を起こします。痛みから食欲不振や運動を嫌うなどが見られることもあります。　診断はレントゲンと稟告によりおこないます。レントゲンでは関節内の骨新生、骨の密度の異常、関節の癒合などが見られます。発症前に数ヶ月偏った食餌を与えられています。　治療としてはまず食餌を変更することが大切です。ただし、幼弱動物では成長遅延、成長した動物では関節の異常は残ってしまいます。関節内の異常は持続的な炎症や痛みを起こしますのでサプリメントを使用することが役に立つかも知れません。