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成長期、特にまだ幼齢なネコに栄養のアンバランスな食餌を与えることによって起こる病気です。肉・魚肉・米中心の食餌で発生が多いといわれています。低カルシウム・高リンの食餌を与えることにより、血液中のカルシウム濃度が低下し、上皮小体からパラトルモンというホルモンが出されます。 |
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このホルモンは血液中のカルシウム濃度を上昇させますが、そのときに骨からもカルシウムを持っていってしまうので、骨がすかすかになってしまい、骨格の成長障害が起こります。
この病気にかかったネコは体中を痛がり、歩きたがらなくなります。骨は薄くなるので骨折しやすくなります。
レントゲンでは全身の皮質骨の薄さ、とがった背中、平らな腰、骨盤の変形などが見られます。
治療はまず食餌を改善することから始めます。2-3ヶ月はカルシウム剤の添加も必要かも知れません。ただし、骨の変形は一生残ってしまいますので特に骨盤の変形が起きたメスネコでは避妊手術をしておいた方がいいかも知れません。骨の厚さが戻れば予後は良好なようです。
食餌内容はカルシウム:リンが1〜2:1のものがいいです。
鶏肉では1:70,レバーで1:50、腎・心臓で1:20となっているため、これらの多食は特に成長期においては避けないといけません。 |
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