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中高齢のネコに多い病気で、甲状腺ホルモンがたくさんつくられる病気です。甲状腺ホルモンは体の代謝を調節するホルモンなので、その増加により体の中で様々な症状を起こす病気です。
食欲亢進にかかわらず体重が減少し、ネコは興奮しやすく、目がランランとすることが多いです。人間が咬まれたり引っかかれやすくなります。その他呼吸速迫・頻脈、ストレス不耐性、うっ血性心不全、下痢、肝酵素上昇、赤血球の増加など、いろいろな症状が見られます。
治療は内科療法と外科療法があります。
内科療法としては甲状腺を抑える薬を内服します。薬を止めるとまた甲状腺は肥大していきます。根本的治療としては甲状腺の摘出を行いますが、通常心臓の異常も併発していますので、外科的処置を行う際にはまず薬を長期間使用し、症状が落ち着いてから手術を行います。通常高齢となっており、心臓疾患や血液・肝臓など他臓器の異常も併発していますので、リスクはある程度高いものとなります。
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