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アロペジアXというのは、性ホルモンの異常によって起こる内分泌疾患です。
主な症状は皮膚の脱毛です。
副腎皮質において、ステロイドホルモンを合成する経路の酵素が部分的に欠損する事により、本来ステロイドホルモンなるはずの部分までが性ホルモンとなってしまう事が原因と考えられています。
4-6才の中年令までの未去勢の雄で発症が多いとされています。
犬種としては、ポメラニアンやキースホンド、シベリアン・ハスキーなどの、いわゆる北方犬種での発生が多いです。
内分泌性脱毛に特徴的な、かゆみのない左右対称な脱毛を示します。
命に関わる事はないのですが、美容的に問題となります。
診断は、寄生虫、感染性皮膚炎、甲状腺機能低下症や副腎皮質機能低下症などのその他の皮膚疾患を除外し、血液中のエストラジオール、テストステロン、プロジェステロンなどのホルモン濃度が上昇している事を確認して行います。
それに加え、治療に対しての反応で判断されます。
治療は、まず避妊・去勢手術を行い中性化を行う他、メラトニンやステロイド剤などの薬剤を用いて治療します。
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