尾腺の過形成




 雄性ホルモン反応性に尾の根元の背側が脱毛・膨隆を起こしている状態です。未去勢の雄犬によく起こります。 
 腫れているだけであれば病気とはいえませんが、細菌感染や炎症を起こしたりすることもあります。


 炎症がおきているときには抗生物質が必要ですが、脱毛だけなら治療の必要はありません。根本治療は去勢をすることであり、手術後は過形成を起こさなくなります。
 甲状腺ホルモンの異常や脂漏症と関連しておきている場合もあるので鑑別が必要です。