化膿性外傷性皮膚炎




 別名急性湿疹といわれ、本人が掻いたり咬んだりして皮膚を傷つけ、そこで細菌感染と炎症がおきた病気で、病変がはっきりしていて症状が突発的(通常数時間以内)に起こることが特徴です。
 病変は
じめじめし、毛が抜けて非常に痒いです。
 細菌に対してのアレルギー反応が関係しているので、抗生剤とステロイドを使用します。そのまま炎症が治まれば、通常1週間以内で良くなりますが、自分で皮膚を傷つけると細菌感染と炎症が深部まで進行し、治療が長引きます。病変をなめるときにはエリザベスカラーも併用します。




 ゴールデンレトリーバーなど一部の犬種ではアトピーなどと関連して頬の下に発症することがあり、このときには炎症が深部までおきているので、最低3週間は治療が必要です。