 |
|
|
|
 |
|
跛行はいわゆるびっこを引いている状態で、大きく神経、筋肉、骨・関節の病気に分かれます。病気によって痛みに差があります。だいたいの目安は以下の通りです。
グレード1(かろうじて認識可能)
急性:ちいさな外傷・捻挫
慢性:遠位大腿骨の骨軟骨症、上腕二頭筋の腱滑膜炎、多発性筋炎
グレード2(著しい跛行だが、ほとんどの時に負重)
急性:汎骨炎
慢性:変性性関節疾患(股関節形成不全)、肩甲棘下筋拘縮、免疫介在性関節症、レッグペルテス、肩・肘・足根の骨軟骨症、膝蓋骨脱臼
グレード3(重度の跛行、バランス取るために僅かにふれる)
急性:前十字靱帯断裂、肥大性骨形成異常
慢性:感染、骨腫瘍、膝蓋骨脱臼
グレード4(全く負重せず挙上)
急性:骨折、脱臼、足の異物、蛇の咬傷
またどの足が痛いかわかりにくいときには、前肢では痛い方が着地の時に頭をあげ、後肢では痛い方を持ち上げるときに頭をあげることで見分けることができます。ビデオや動画で録っていただくと診断の助けとなります。
おきた状況や外観、病歴で判断が付くものもありますが、レントゲンなど詳しい検査をしないと分からないものもあります。単純なものは鎮痛剤でひきますが、大きな病気の時には跛行が続きますので様子を見ずに再診してください。
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
 |
|
|