肥満




 正常では肋骨と腰骨が適度に触れ、肉も適度に付いている状態です。それが触れにくくなり、ウエストのくびれが無くなってきたら肥満になってきています。
 食べたカロリーと使うカロリーがほぼ同じであれば、一定の体重が維持されます。それが入ってくるカロリーの方が多くなれば動物は肥満していきます。
 太っていて良いことは一つもありません。
関節に負担をかけ、関節炎などを引き起こしたり、心臓や腎臓などの体の臓器に負担をかけます。
 肥満を引き起こす病気も中にはありますが、ほとんどは飼い主によるゴハンのあげすぎが多いです。特に人間のゴハンをあげることは塩分のとりすぎやしつけへの悪影響の問題もありますので止めてください。

 運動によって痩せさせるのは非常に困難です。特に関節障害を併発しているときには無理な運動は避けた方がいいです。
 そのままゴハンの量をまず減らすか、低カロリーの食事に変更をした方がいいでしょう。ゴハンをあげるときに今の体重を目安にしていると、いつまでもその体重が維持されます。
理想体重を計算して、それにあわせてあげるようにしましょう。
 今のゴハンでまず1-2割減らしてあげることが一番ですが、減らすのはかわいそうということであれば、動物病院用のダイエット用維持食もあります。