ホルネル症候群




 眼とその周辺への交感神経支配がマヒする病気です。大半は片方側だけが罹患します。侵された側の眼は瞳孔が収縮し、眼球がくぼみ、しゅん膜が突出します。
 交感神経は視床下部から脊髄(中枢)、脊髄から頭頚部神経節(節前)、頭頚部神経節から眼とその周囲(節後)へといくつかのステップを踏んで神経支配をしています。


そのため、以下のいくつかの種類の原因に分かれます。

   中枢性:
脳血栓、脊髄疾患、腫瘍、炎症
   節前性:
胸髄〜頚部の内臓疾患、肺炎、リンパ腫etc
   節後性:
眼窩・中耳疾患、感染、損傷

実際には
中耳疾患が一番多いので、耳の検査やレントゲンを行います。治療法と予後は原因によります。