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極度の脱水、やけど、失血、急性心不全、腎虚血、中毒、敗血症、腎炎、高Ca血症、尿道結石、閉塞性腎疾患などの原因によって、腎臓の老廃物の排泄機能が急性に低下し、体内に老廃物が蓄積した状態です。
急激な経過をたどり、不整脈、嘔吐、下痢、低体温、出血時間延長、二次性敗血症、乏尿などの多様な症状を起こします。
利尿もしくは尿の排泄の処置を行わないと高率で死亡します。
まず原因を見つけ、それを治療することが必要ですが、この病気になるとぐったりしていることが多いので、静脈輸液をしながら保温を行い、ちゃんと尿をできるようになるまで集中看護が必要です。場合により利尿剤が必要です。
予後は原因によります。腎臓の組織が無傷であれば、尿排泄開始後の予後は良好ですが、腎臓の組織がダメージを受けていると、急性期から回復しても慢性腎不全となる場合もあります。腎臓のネフロンという構造は傷つくと回復はせず、構造の75%が失われると機能不全となります。
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