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角膜上皮が角膜の基底部と剥離してしまい、角膜上にびらんができてしまった状態です。
病因は不明ですが、原発性のものと他の角膜疾患に続発した二次性のもとがあります。
好発犬種としては、ボクサーやウェルシュ・コーギー、ペキニーズ、ラサアプソなどが知られています。体質的な素因(角膜基底部と上皮との接着がもともと弱い)などが一部報告されています。 |
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症状は、眼瞼痙攣、流涙、羞明、しゅん膜突出などです。
通常命に関わるものではありませんが、治るのに時間がかかる(数週間〜数ヶ月)のと、治癒後も再発する可能性があるやっかいな病気です。
内科的治療と外科的治療がありますが、外科的治療の方が成績が良いとされています。
内科的治療としては、治癒を促進させる目薬を用います。
外科的治療としては、剥離した上皮の部分を除去し、損傷部に薄い切開を施すことによって上皮の基底部を促進する治療などがあります。
本人が目をこすらないように、エリザベスカラーが必要になることが多いです。 |
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