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炎症性腸炎の一種で、好酸球という免疫細胞が腸に浸潤して起こる病気です。腸で慢性炎症が起こることにより、慢性嘔吐・小腸性下痢、食欲・体重の減少、低タンパク血症が見られます。
はっきり原因は分からないことが多いですが、何らかの抗原(食餌・細菌.etc)に対する反応が考えられます。
診断は除外診断で行います。まず、検便をして寄生虫の有無を調べ、血液検査や場合によりレントゲン検査・超音波検査を行います。ネコでは末梢血中の好酸球が増加することが多いですが、犬ではあまり起こりません。
他の病気が見つからなかったときには内視鏡検査や開腹生検をして組織検査をして確定診断となります。
治療は食餌療法と内服療法を行います。
食餌に対する反応の可能性もあるため、低アレルゲン性の食餌を与えます。
炎症を抑えるための抗炎症薬と場合により免疫抑制剤を用い、細菌の過増殖が起こっている場合には抗生剤を内服します。 |
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