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アカラスは寄生虫によって起こる皮膚病です。人間は人間のアカラスを、犬は犬のアカラスをそれぞれほぼ100%の個体が持っており、普段は悪さをすることもなく皮膚の余分な脂を食べて共生しています。出生後まもなく母犬から伝搬され、その後は他の個体から移ることはありません。アカラスのコが他の個体に移すこともありません。人間にも移りません。
アカラスが過剰に増えたときに皮膚の症状が見られます。痒みは通常ありませんが、脱毛、皮膚の二次感染が見られます。幼時のアカラス症は半分以上は生後1年以内に無くなりますが、生後1年以上たっても続く場合には内分泌疾患や免疫異常などの基礎疾患があることもあります。原因不明の難治性の場合もまれに認められます。
治療方法は基本は殺ダニ剤を皮膚に塗ることで行います。途中で止めると残った卵が孵化してきてまた元通りになることが多いので、1週間毎に最低6回はつづける必要があります。難治性の場合はさらに長い期間の塗布や飲み薬の併用が必要となることもあります。
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