嘔吐




 嘔吐は食べ過ぎ・異食、寄生虫・細菌・ウイルス疾患、肝・腎不全、消化器疾患や全身的な病気の一症状など、様々な原因で起こります。
 犬猫は人と比べると健康でも嘔吐することがあり、嘔吐した後、けろっとしていて元気な場合にはたいしたこと無いものも多いですが、元気・食欲がなかったり、下痢も併発している場合には病気がないかどうかを考える必要があります。
 吐いているときにゴハンや水を与えると嘔吐を繰り返す原因になりますので嘔吐してから24時間は何も与えずに胃腸を休ませてあげる必要があります。脱水の心配があるときには補液をして、水分とミネラルを補給します。その後消化の良い食餌から与えます。「カッテージチーズ、白飯、ゆがいたササミ肉」あたりがいいでしょう。おなかの調子が悪い時用の処方食もあります。それと同時に抗生剤・整腸剤・嘔吐止めの薬を数日飲用し、落ち着いていれば様子を見ます。嘔吐が続いたり、調子がひどくなるようなときには症状の基礎にもっと大きな病気がある可能性が高いですので、様子を見ずに再診に来てください。
 伝染病の疑いのあるコにおいては院内感染を防ぐために待合室の外でお待ちいただくこともありますので、申し訳ありませんがご了承下さい。





下痢




 下痢は食べ過ぎ・異食、寄生虫・細菌・ウイルス疾患、内分泌疾患、胃腸のアレルギー疾患、その他の全身的な病気の一症状など様々原因で起こります。
 まず検便を行い、病原体がいないかを調べます。何もなければ病歴や症状などを考慮して原因を考えます。長期間続くときには症状に応じて血液検査やレントゲン、超音波検査などの特殊検査も必要になります。
 治療は原因により様々ですが、単純な下痢の場合にはまず半日以上食餌を抜いて胃腸を休ませます。その後、消化の良い食餌から開始します。ドッグフードはバランスのとれている食餌ですが、おなかの調子の悪いときには「カッテージチーズ、白飯、ゆがいたササミ肉」あたりがいいでしょう。下痢してる時用の処方食もあります。それとともに、軽い抗生剤と整腸剤を数日飲用して落ち着いていれば様子を見ます。
 それ以上続いたり、悪化するようであれば、症状の基礎にもっと大きな病気がある可能性が高いですので、様子を見ずに再診に来てください。
 詳しい検便をいたしますので、便がとれたら一緒にお持ち下さい。
 伝染病の疑いのあるコにおいては院内感染を防ぐために待合室の外でお待ちいただくこともありますので、申し訳ありませんがご了承下さい。