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犬は本来自分の巣を汚さない本能を持っています。犬の先祖はオオカミですが、巣の中でトイレをするオオカミはおらず、外に行って用を足して巣に帰ってくるのがもともとの姿です。そのためサークルを仕切って寝るスペースとトイレするスペースを作るというのは本来の姿を無視したものであり、時間や手間をかけられない飼い主のための手抜きの方法です。
ベストは外でする習慣をつけることで、子犬の時は最初1-2時間おきに外に連れ出します。外でトイレをしたら大げさくらいに褒めてあげ、外で飼い主の前でトイレをすると褒めてもらえてうれしいと認識させます。連れ出したときにトイレをしなければ何もかまわずに部屋に戻します。叱る必要はありません。
よく昔の本にはトイレを失敗したら鼻を下にこすりつけて畳をバンバン叩きなさいと書いてありましたが、今ではそれは間違った方法であることが分かっています。罰則で犬の行動を直そうとするのは間違いであり、犬はそんなことをされても飼い主にいやな目に遭わされたということしか分かりません。またトイレといやな目にあったことを結びつけることも多いので、部屋でそそうをして、飼い主が来ると怖がって隅に隠れたり、飼い主に見つからないところでトイレをするようになることが多いです。
犬に何かを教えるときにはなんでも陽性強化という方法を使います。良い行動をするとご褒美をもらえるのでまたその行動をもっとするようになるというのがベストです。そこにはストレスはなく、飼い主にもトイレにも良い印象を持つようになります。
何か失敗したときにはまずそんな状況を作ってしまった飼い主に責任があります。成功する状況を作って、うまくいったら褒めてあげる。そうやって犬の行動を強化して、犬が喜んでそれをする、人に従うというように育てていきましょう。
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