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季節性尾部脱毛症とは、季節の影響によって、尾部に脱毛が見られる病気です。
日照時間の変化の影響によって、体内のホルモンバランスが変化し、脱毛が季節性に起こります。
脱毛が見られるのは日照時間が短くなって来る季節ですので、主に6-12月の秋から冬にかけて特に脱毛が見られます。
症状は脱毛ですが、季節性脱毛の場合は、脱毛の部位は尾と腰のあたりに限られ、脱毛以外の病変は見られません。
鑑別疾患としては、副腎疾患や皮膚炎、発情と関係したエストラスなどがあります。
腰よりも前に脱毛が進んだり、元気・食欲の低下など他の症状が見られる場合は、副腎疾患を除外するために検査を考慮します。
診断は、脱毛以外に症状がない事と、他の鑑別診断を除外することによって行います。
季節性脱毛であれば、通常は特に治療を必要としません。春になり、日照時間が長くなってくれば、通常自然にまた毛が生えてきます。
また秋になり日照時間が短くなって来るとまた脱毛が見られることが多いですが、人工的に照明時間を長くしてあげると発毛の助けとなる可能性があります。
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