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フェレットはイタチ科の動物ですが犬のジステンパーに対して感受性が高く、感染すると死亡率は100%となってしまいます(犬は50〜90%)。そのため、海外ではフェレット専用のジステンパーワクチンが発売されています。しかし残念ながら日本ではまだ認可の取られたワクチンが発売されていません。専用ワクチンの副作用を心配してとも、それだけの需要がないからとも言われていますが詳しい理由は不明です。
ワクチンは生物化学製剤にあたり、勝手に国内に持ち込むことは出来ません。その行為は密輸となってしまうため不法行為です。
日本国内では犬用のワクチンが用いられています。犬用の混合ワクチンです。3種のうち必要なのはジステンパーだけなので、残りの2つは不必要な部分ですが。
犬用のワクチンを用いる上で気をつけなければいけないのは、犬細胞由来のワクチンを注射するとワクチン後にジステンパーを発症してしまうことがあると言うことです。ニワトリ細胞由来のワクチンではそれがないため、当院では京都微研の3種混合ワクチンを使っています。フェレットに用いても安全性の高いと言われているものです。
ジステンパーウイルスは当たり前ですが目に見えません。くしゃみなどによって飛沫感染も起こりますし、目やに・鼻水・尿など体液に含まれており、人間を介しての感染が起こる可能性もあります。フェレットを飼育する上ではフィラリア予防と合わせて、ジステンパーの予防注射を行っておいた方がいいでしょう。
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