偽冬眠



 偽冬眠というのは、冬の寒くなる時期にハムスターが低体温となり、活動が低下して動かなくなってしまうものです。

  ハムスターは環境状態の厳しくなる冬は、余分なエネルギーのロスを減らすために、代謝を低下させ、巣の中で丸くなってずっと寝ています。ハムスターは、気温が低下すると低体温となり、冷たくなって動かなくなってしまいます。
 自然状態では秋から体に栄養をため込み、備えをしてから冬を迎えるのですが、飼育状態では備えのない状態で低体温になってしまうため、偽冬眠になった際に、命まで失ってしまう危険性が出てきます。

 飼われているハムスターでは、そのまま死んでしまうことが多いですので、低温にならないよう注意しましょう。 
 気温が4℃以下になるとほぼ必ず偽冬眠の状態になってしまいますが、気温が9℃を下回って来ると、偽冬眠の状態になる可能性があります。

 飼育下では冬眠する必要は特にありません。
 室内温度を一定以上に保っていれば、冬も偽冬眠には陥らず、普通に生活を送れます。