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モルモットの特徴
モルモットは南米の原産であり、ペットショップで「ギニアピッグ」と表示されていることがありますが、ギニアはアフリカなので本来はガイアナなのが表記間違いとなって定着しています。
群れで生活をし、性質は臆病です。人を咬んだりはまずしませんが、ストレスに弱く、極度のストレスがかかるとショック死することもあります。
平均寿命は4-5年で、理想温度18-24℃、理想湿度40-70%です。高温多湿やすきま風、急な温度変化を嫌うので注意しましょう。
妊娠期間は他の齧歯類よりも長く60-70日です。生後すでに毛が生えており、軟らかい食べ物を食べることができます。離乳は約21日間です。
フード
モルモットは完全な草食動物であり、自然状態では草の茎・根、樹皮など粗飼料を食べています。食物繊維を多く必要とします。食餌の基本はペレットと野菜、草類です。種子類や果物もおやつに与えて良いです。
ペレットは草食動物用で結構ですが、タンパク質を割合多く必要としますのでタンパク質18%以上、繊維10%以上が推奨されています。チモシーよりもアルファルファ中心の方がタンパク質が豊富なのでおすすめです。肥満してきている場合にはチモシーも混ぜましょう。アルファルファばかりを大量に与えると鼓腸症を起こす事がありますのでほどほどに。
硬い干し草は口の粘膜を傷つけることがありますので、程々にしておいた方がいいかもしれません。野菜や野草はたくさんあげましょう。特にモルモットはビタミンCを体内で合成できないため、毎日野菜をあげて下さい。ペレット中のビタミンは5-6週で壊れてしまうと報告されています。
野菜で与えても良いのはニンジン、ブロッコリー、パセリ、カブの葉、チンゲンサイ、大根葉、小松菜、サラダ菜、セロリ、ミツバ、カリフラワー等です。
良くない野菜はジャガイモの芽と皮、生の豆、ネギ類です。またレタス・キャベツ・キュウリは体に悪くはないですが栄養価は低いです。
野草で与えても良いのはタンポポ、ノコギリソウ、ヒレハリソウ、ハコベ、クローバー、フキタンポポ、ペンペングサ、アルファルファ、オーチャードグラス、イタリアングラスなどです。
良くない野草はアサガオ、アジサイ、アマリリス、イチイ、イラクサ、イヌホウ好き、漆、オシロイバナ、オトギリソウ、カジュマル、カポック、カラジュール、キョウチクトウ、クリスマスローズ、ケシ、ゴムノキ、サツキ、サトイモ、サフランモドキ、ジギタリス、シダ、シャクナゲ、ショウブ、ジンチョウゲ、スイセン、スズラン、西洋ヒイラギ、セントポーリア、チョウセンアサガオ、ツツジ、ツゲ、ディフェンバギア、デルフィニウム、ドクゼリ、ドクニンジン、トチノキ、トリカブト、ナツメグ、ヒヤシンス、ベゴニア、ベンジャミン、ホオズキ、ポインセチア、マロニエ、ヨモギギク、ワラビ等です。
果物で与えても良いのはリンゴ、メロン、ブドウ、イチゴ、バナナ、パイナップル等です。アボガドは止めておきましょう。
与えても良い種子類は大豆、落花生、エン麦、大麦、小麦、ふすま等ですが、おやつ程度にしておきましょう。
ケージ
水槽や金属ケージを使用することができます。モルモットはジャンプをしないので、背の高さまでの壁で囲まれていると逃げられないと言われています。
巣箱は木製のものを使用し、1階に置きます。
エサや巣材を散らかし、エサの上に乗って食餌をする性質があるので陶器製の重めの容器を使用しましょう。
水入れはカゴの横に取り付けるタイプのものを使用しましょう。下に置くタイプだと中に入り込んで水をこぼしたり、糞尿汚染をしますのでおすすめできません。ボトルタイプで水を飲むときに中の水を汚しやすいのでこまめに交換しましょう。
もともと地上生活を送る動物なので、縦の高さはいりません。
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