腹部ヘルニア




 産卵時の力み、外科的な腹部圧迫、排便困難が原因となり腹腔の内容物が脱出している状態です。産卵を繰り返して筋肉が弱くなると起こりやすくなります。
 
飲水過多や卵づまり、排便困難を起こしやすくなります。


 外科手術はリスクが高く、縫合しても再発を起こすことが多いので保存療法が中心となります。
 自分で気にして咬まないように気をつける必要があります。栄養不良になっているときには食餌の改善、ビタミン剤の投与が必要です。卵管炎などのホルモン異常の状態の可能性もあるので、場合により抗生剤も使用します。
 最大の予防法は産卵をさせないことです。巣を与える、暗がりや狭いところに潜り込む、背中をさするなどは発情刺激となりますので注意しましょう。