栄養性脚弱




 成長期の栄養障害によって起こる病気で、幼鳥の時に栄養価の低い差し餌を与えていたり、寄生虫・真菌症などの時に起こります。
 飛ぶ練習を始める
生後2ヶ月前後の個体で発症することが多く、もともとの筋力が弱かったところに外力がかかったことが原因で脚や翼を痛め、跛行したり止まり木をつかめなくなったりします。
 まず安静を避けてケージレストをさせると同時に、差し餌の改善をします。鳥専用処方食を与えるか、もしくはムキアワにビタミン・卵黄・野菜を加えたものに変更します。ムキアワは栄養価が低いので、カラ付き餌を食べられるようになったらずっとそちらを与える必要があります。
 
筋力のないところに負荷がかかることが原因なので、飛ぶ練習はしっかり筋肉がついてから少しずつにさせる必要があります。生後3ヶ月までは部屋で自由に遊ばせてはいけません。
 しっかり筋肉がついたかは胸を触ることで確認することができます。胸骨がごりごり触れるとやせている証拠ですので気をつけましょう。

アワ玉の作り方:
 ムキアワ300gをフライパンで煎り、それにカルシウム0.3g、生卵黄1個を加え、熱いうちに手早く混ぜる。乾燥させ、缶に入れて保存する。約1ヶ月使用可能。与えるときはそのつどお湯に浸し(約40℃)、ビタミン剤1滴と小松菜などの絞り汁適量を混ぜてください。