トリコモナス




 単細胞の寄生虫によって起こる病気で、成長期の鳥に多く起こり、そのうの感染から周囲に拡がっていき、いろんな症状を起こします。セキセイとフィンチ類で症状の出方が異なります。普段よりもよく水を飲むことが多いです。

セキセイ :そのう炎から副鼻腔炎、顔面の浮腫、口臭が見られます。
フィンチ類:そのう炎から結膜炎、喉の腫脹、嚥下困難が見られ、上あごに白いチーズ状の潰瘍の一部が見られることがあります。

 診断はそのう検査を行い、虫体を顕微鏡で確認します。ただし、弱っている個体ではそのう検査はストレスがかかり落鳥する危険もあるため、無理にしない方がいいかもしれません。その場合は一旦抗生物質で治療を行い、数日たって反応






が悪い場合には駆虫薬を使います。もしくは最初から駆虫薬を併用します。
 治療は駆虫薬を内服することで行いますが、最低10日間以上飲む必要が

あります。進行した状態では落鳥も多い病気なので注意が必要です。