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尿酸が関節や内臓などにたまって、痛みや障害を引き起こす病気です。
ほ乳類では、タンパク質は代謝された後、尿素として排出されます。尿酸はプリン体の代謝産物です。
一方、鳥ではタンパク質の代謝産物も尿酸の形で排出されます。
腎不全などによって、血中の尿酸濃度が増加すると、体外に排出されなかった尿酸が体内に沈着して結節を作ります。
鳥ではビタミンAの欠乏と痛風との関連が知られており、ビタミンA欠乏症の状態では、腎臓の細胞が変性を起こすため、慢性腎不全になりやすいと言われています。
尿酸は尿素に比べると毒性は低いですが、尿酸結晶が蓄積すると組織に障害をもたらします。尿酸の結晶は針状の構造をしているため、周囲を刺激し、炎症を起こします。
尿酸の蓄積する場所によって、関節痛風と内臓痛風に分かれます。
関節痛風では、足の関節などに白い痛風結節が見られたり、足の痛みや関節の障害などを引き起こします。止まり木に止まらなくなったなど、行動の変化も見られます。
内臓痛風の場合は突然死が多く見られる症状です。
治療は尿酸合成阻害薬や鎮痛剤などを内服する他、腎不全に対しての輸液や食事療法を考慮します。
痛風結節は出血しやすく、止血しにくいため、結節の外科的な除去は推奨されません。
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