夏に気をつけること


 夏に気をつけることはいくつかあります。動物も食欲が無くなりばててしまうことも多いので注意しましょう。

1.
熱中症
一番怖いのはこれです。昔は熱射病と言われることが多かったですが、一番多いのは閉め切った部屋に閉じこめっぱなしにして体温が上がってしまうことです。その他、通気性の悪いところ(ガレージ)や日光の当たる所も注意しましょう。
通常は体の中で作る熱と体から逃げる熱が等しく、バランスを保たれていますが、温度・湿度・空気の流れの影響で体から熱が逃げなくなると熱中症となります。
脱水して虚脱し、あえぎ呼吸を起こします。放置すると中枢神経もダメージを受け、死亡します。
治療は早く体温を下げることです。流水にさらすだけで復活することもありますが、脱水も起きているときには点滴もしてあげる必要があります。

2.
足の裏のやけど
人間は靴を履いていますが動物は素足です。夏のアスファルトは想像以上に暑くなり、足の裏をやけどしたり、ひどい場合はずるんと皮膚が剥けてしまうこともあります。散歩は朝や日没後にするようにしましょう。

3.
ノミ・ダニ
夏はノミダニが繁殖するシーズンです。犬は不快な思いをするだけでなく、虫を通じて病気をもらったり、人間が咬まれたりすることも多いです。幸い今はよく効く薬が出ていますのでノミ・ダニをもらってくる子には予防をしてあげましょう。

4.
皮膚病・外耳炎
特に日本の夏は高温多湿で細菌が繁殖しやすい環境が整い、皮膚炎外耳炎がよく起こります。皮膚や耳が赤い、臭い、毛が抜けている、といった症状が見られたらそれは病気の可能性が高いので早めに病院に行きましょう。こじれてから病院に行くと治りにくくなります。