高齢について



 ペットフードや飼育環境の向上の結果一昔前よりも動物も長生きするようになっています。それと共に高齢疾患が多く見られるようになっています。
 全身にいろいろな影響が出始めますが、大きく分けると以下の通りです。


1. 視覚・聴覚など感覚機能の低下
2.
筋力低下・関節症など運動機能の低下
3.
内分泌的なホルモンの分泌異常からの全身症状
4.
心臓・胃腸などの内臓機能の低下・障害
5.
脳・神経系の反応の低下
6.
免疫機能の低下
7.
腫瘍の発生率の増加


 
白内障糖尿病腎不全甲状腺疾患心筋症腫瘍、痴呆症など、中高年になると発生しやすくなる病気もあります。
若いときよりも環境・栄養的に飼育に注意してあげることが必要です。

 特にペットフード
高齢用に変えてあげた方がいいです。ネコでは必要カロリー量自体は余り大きく変わりませんが、タンパクなどの必要量は減り、消化能力も落ちています。若いコ用のフードを食べさせていると腎臓に負担をかけ腎不全が起こりやすくなります。高齢動物では高品質のプレミアムフードを食べさせてあげた方がいいでしょう。ウォルサムのベッツプランからも高齢動物用のフードが出ています。

 目や耳が遠くなるコも多いですので、散歩なども無理をさせない程度にしておきのんびりと過ごさせてあげた方がいいでしょう。